富山ハイキングクラブ

第十三回、全国登山者自然保護集会

2005年11月19日(土)〜20日()

開催地:愛知県瀬戸市

「登山者と自然との新たな関わり方を考える」  400人が参加

撮影/報告:小川



 冨山HCから、赤星、山村、小川の3名が参加した。
 第1日では、労山自然保護憲章2次案の取組み経過報告、基調報告、及び各ブロックにおける憲章への取組
みについての報告があった。
 注目すべきは、自然開発反対が基調であった時代から、登山を肯定的に捉え、自然との調和・共存をはかり、
労山のみならず登山諸団体、行政にも納得がいくようなかたちで自然保護を働きかけ協調していく、大人の姿勢
が見られたことであろう。
 記念講演「砂防ダムと渓流環境」では、既成のダムを否定して壊すのでなく、スリット工法などを施して、砂防機
能を活かしながら魚道、渓流とその景観を確保する実践事例が紹介されている。質疑では、山村が、立山カルデ
ラの砂防をいかに考えるかについて問題提起し、砂防の議論を深める一矢を放っている。

    自然保護集会全体会議から                   北信越の出番で、得意の伴奏

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 夜は、参加者全体で、懇親を深めたほか、北信越ブロックの参加者をとやまHC部屋で一同にし、懇談している。

 第2日は、6つの部会にわかれて討論した。
  @地球環境と登山者の役割。 Aダム、林道など公共事業の功罪。 B自然を傷つけない登山とは。
  C入山規制、入山料について。 D山を汚さない登山めざして。 E地域に根ざした登山を考える。
 小川は第6分科会「地域に根ざした登山を考える」にそれぞれ参加した。分科会では、第2番目に発言し、尾沼新道、
ブナクラ修復などに見る冨山県における地域に密着した登山関係者と行政の良好な係わりあいを紹介すると共に、
地方財政困窮の折、今こそ、登山関係者が提起してソフトに行政を動かす好機と説いた。劔の展望台「中山」の清掃
登山について、行政と議会に働きかけつつあり、担当行政部局員の清掃参加、水質検査資材の便宜など、好意的な
感触を得ていると、とやまHCの至近の対処事例も示している。

    森で見かけたため池                   堰堤の水を抜くと 大正池、然し渓流には「ハヤ」も

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 第2日の午後は、愛知万博会場から免れた自然保護の実践現場、「海上の森」を訪れた。
 一見絶佳だが、水を抜くと人工の小「大正池」、水を抜くようにした現場では、渓流が蘇り、子供が遊び、渓流魚の
「ハヤ」が戻っている。事例は農業用のため池に過ぎないが、砂防にどう対処すれば良いかの「ヒント」を与えてくれ
ているような気がしている。                                              −以上−