富山ハイキングクラブ(自主企画)
朝日岳周辺探勝シリーズO
初雪山2004 (1610m)
☆大平を経て川黒谷、その手前の取付きから登頂☆
2004年4月5日(月) 快晴
参加者 4名
L藤沢 SL小川 柴田 波間
記録 波間
滑川IC4:00→朝日IC4:15→8号線右の境川出会いP4:30〜4:45→大平トンネル内で駐車5:35して出発
5:45トンネルを出るとデブリが林道を完全にふさぐ→境川第3(滝淵)発電所6:05→笹小俣谷出会い6:10→
寝入谷出会い6:25→川黒谷架橋手前の取付き(標高330m)6:30〜6:55→GPSで標高581米(杉林が終わりブナ林の尾根)
8:00→732m8:35→912m9:20→1141m10:10→1460m(急斜面を登って露岩の肩)11:45→頂上12:40〜13:00→
風をさけて1600m出昼食13:25→露岩肩(1460m)14:05→1131m14:25→912m14:40→732m15:05→580m15:40→
取り付き16:10→大平トンネル17:20→小川温泉展望閣18:10で癒して帰途に着く。
撮影&コメント:小川 bP bQ
このシリーズに参加して2年ないし3年越しの至福と、71歳氏は皆さんへの感謝に感懐を込めている。
柴田さん初雪山初登頂おめでとう。
犬ヶ岳(左)、朝日岳(右奥)をバックに頂上で(柴田さん)

底冷えがするが、昨4日の下界は雨に代わって、霞みもない澄み渡る快晴に恵まれた。
川黒谷に架かる橋の手前、黄色いペンキの杉を少し過ぎた辺りにある取付きは、階段路肩(雪崩による倒壊を避ける為に、
鉄柵と虎ロープは外してあった。)が一部露出しているものの、氷結していて危ない。ステップを切り或いは雑木に掴まりながら、
ショートカットして急登、杉林の尾根に出る。標高580m辺りで杉林が終わり、気持ちの良いブナが展開する緩やかな尾根だ。
ところどころ、赤ペンキでマークした立木とペナントも目安に、昨日の新雪が薄っすらする稜線を忠実に沿う。
凍結(冨山県黒部川東、所謂、黒東では、「そらがすみる」と言う。)しているから壷足は殆ど沈まない。
大平では、初雪山を光山と別称する。笹小俣谷附近の林道から

川黒谷に架かる橋と取付き

ブナが展開する尾根、バックは初雪山

標高1050米を超えると、5〜10センチの新雪が風紋を描き、その下は固く凍結している。アイゼン装着で進む。
標高1325を越す。この辺りからの白鳥山―栂海新道―朝日岳、犬ヶ岳―初雪山稜線の眺望は格別で、特に犬ヶ岳の鋭峰が
目立つ。大地−初雪稜線の1223Pが、大地山を隠してでっかく見え、行く手の1460の「露岩」が切迫してくる。
行く手に露岩

「露岩」の真下近くで右折して初雪への稜線に出る事にしたが、これが錯覚であった。斜度が急激に増し、ピッケルとアイゼンの
効き具合を一歩一歩確実に確認し、時にジグザグして斜度を緩め、雪団子を落としながらの歩行、一歩誤れば、新雪のクッション
で大怪我はないにしても、尻セードならぬ状態で滑落し深い雪の谷のもくずになりかねない。
キックステップも連続となると慣れない筋肉にはきつい。標高差100米に予想外の小一時間を要する。
足の突っ張りを訴える者もいる。ここはトラバースして樹林帯に逃れる。樹林に掴まりながら露岩の肩の上の緩斜面に出た。
急斜面をトラバース バックの鋭峰は犬ヶ岳
露岩に向かい、往路どの地点で右折するかが、川黒谷ルートの一つのポイントのようだ。時季、天候、雪質、登山者の技量など
により、微妙に異なるのでなかろうか。少なくとも、経験者の同行が望ましい。誰かが言った。ここは「山屋」の世界だ。
安堵して、雉射ちに稜線西斜面の樹林帯に出ると緩斜面が1325辺りに向かい下っている。「ウン」の良さに胸をなでおろす。
肩からの復路は、ロープワークを覚悟した往路には戻らず、背の低い樹林のあるこの緩斜面ルートにし、1325で往路に戻って
いる。
帰路は、露岩に戻り(前方に黒菱の稜線、その奥、林道の上に大鷲の稜線)

右折して樹林の緩斜面を下り(左手は大地山への稜線)
1325mで右折して往路に戻る。

露岩から頂上への稜線は、多少の起伏があってもなだらかで、狭い場所や、セッピに注意し、強風にあおられないようにすれば。
稜線の眺望絶佳を楽しめる、南に朝日岳、毛勝、剣、北に大地―黒菱の稜線が鮮やかだ。
頂上への稜線とセッピ 頂上で。背後は朝日岳

大地から頂上へ向かう者も散見したが、冷たい風に抗し難く、頂上は暫くにして退却しているようだ。樹氷が溶けないで光っている。
復路は1200辺りから、雪が腐りはじめ、往路の足跡は殆ど消えている。
帰りの長い林道も、コイワカガミ、満開のマンサク、深い谷の流れと早春が癒してくれ、至福のうちに帰途についている。
最後に、石澤、吉本の両氏をはじめ、貴重なアドバイスを賜った各位に感謝する。 以上