富山ハイキングクラブ(自主企画)

劔沢―仙人池―池の平―阿曾原
 池の平山 (2555m)
   裏劔の深山、紅葉街道を行く

2004年10月10日()〜12日(火)

《参加者》L小川、SL波間、仲井

記録:仲井&波間
10月10日()小雨後晴れ
 立山駅6:25→美女平発6:40(気温6℃)→室堂ターミナル7:25〜7:50→地獄谷経由→雷鳥沢8:30→劔御前小屋10:10〜10:25→劔沢小屋10:55〜
 11:00→平蔵谷出会12:45→長次郎谷出会14:40→真砂沢ロッジ14:00〜14:10→二俣15:00→池の平との分岐17:15→仙人池ヒュッテ17:30

11月11日()曇り後晴れ
 ヒュッテ6:25→池の平小屋7:05〜7:20→2420m(草付き急斜面が終わりピーク)→池の平山9:30〜10:30→池の平小屋11:35〜12:00→刈り払い道→
 仙人山前衛P12:30→踏跡薮漕ぎ→仙人山12:40→踏み跡薮→池の平雨量計設置点13:05→刈払い道→分岐13:15→仙人池ヒュッテ13:20〜13:30→
 夏道(雪渓なし)→仙人湯温泉14:55→阿曽原小屋17:05

10月12日(火)晴れ
 小屋7:30→折尾谷9:30→志合谷10:30→欅平上部第1鉄塔11:50→欅平12:23〜12:28→宇奈月13:50
感想:仲井(四季の道2004.11に投稿中)
撮影コメント:小川


第1日
 室堂では霧雨の出発であったが、御前小屋を下る頃には、圧倒する劔の姿があった。驚いたことに、劔沢の雪渓は残り少なく、
平蔵谷出会い間じかと長次郎谷出会い、それぞれ右岸から左岸へ及び左岸から右岸へトラバースするのみの僅か、だが、雪渓
の上に水、多少の流れがあって滑り易く、クレパスが間直に幾つも縦横に迫っている。ストックで滑りを止め、アイゼンは結局履
なかったものの、凍結の場合のアイスバーン化に備える必要があろう。県警警備隊と剣沢小屋の佐伯友邦氏は、この季節では
6本爪以上を必携としている。
地獄谷の紅葉は終わっている           劔岳、御前小屋を下る辺りから        平蔵谷出会い附近の紅葉

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 平年には通らなかったであろう夏道には、真新しいハーケンとこれ又新しいザイルが6〜7箇所に新設され、角度のあるスラブ上、
数箇所の支点で変曲して弧を描く場合もあり、懸垂下降が連続した。幾つかの要所には、アブミを仮設している。
 
 スラブのフィックスザイル            スラブを慎重に登る                平蔵谷出会いを渡る

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 真砂沢ロッジに着いた時は、昨年の平時コースタイムをオーバーすること1時間に及ぶ。途中多少挽回したが、二股からの仙人
新道魔の急登に喘ぎの向きもあり、仙人池ヒュッテで30分の遅れ、紅葉と雲隠れほのかな裏劔をバックに、池を写すには、間に
合った。真砂沢ロッジ附近(三の沢辺り)及び二股近藤岩の各吊橋は、7月18日の豪雨で無残にも流失して、跡形もなく、真砂の
ものは丸太の仮橋もない。 各谷の出会いには、豪雨で雪渓を走ったであろう土砂が、雪渓の上に堆く異様に積っている。
     
出会いに堆積した土砂           二股の仮橋                    小窓雪渓

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第2日、3日 
 ヒュッテを早立ちして池の平小屋に着くと、NHKの7時直前の天気予報は、一日中雨と報じたと言う。
然し変だ。「借り物の人工衛星になってから、NHKの予報はさっぱりあたらんちゃ。気にしられんな。」ヒュッテの志鷹バアチャンが、
出がけに言ったのを思い出した。 
時々の雲間からのスポットライトが西から東に移動し、南東の風がやや西向き変わりつつあるではないか。
GPSによる標高より高度計の標高が低く出る傾向も読み取る。案の定、2000米を超える辺りから、小窓尾根からガスが切れ、
劔本峰が雲間からジャンダルムを従えて顔を出す。
    
小窓尾根のガスが切れだす

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 我々の2420P到着を見届けて、雨の恐れなしと、平小屋から後追い
 する人達も見える。
 山頂は切り立つニードル、片足踏み誤れば、小黒部側に滑落600m
 確実視(死)の世界だ。後立山の白馬鑓、五竜、鹿島鑓、爺、鉢の木、
 蓮華の連なりを見渡す。直ぐ傍の2561峰が鋭い。
 圧巻は八峰、ジャンダルム、クレオパトラニードル、小窓の王、そして
 劔本峰では二人の登山者が行き来している。
 頂上は狭い、山を粋に楽しむと言う熟年山男、黒部の岳粋会の面々と
 交代した。







 池の平山(中央手前でなく奥) 仙人池と池の平の分岐から          2561m峰
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劔本峰(中央奥)、その手前がジャンダルム、
そしてチンネ、小窓の王と続く 池の平山頂上で                  頂上で

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 池の平小屋から刈り払ってある荒道を直登して前衛ピーク、これをを右にまがり、稜線を南進する。
踏跡を認めるが薮を漕いでビューポイント仙人山に着く。

                       ナナカマドの紅葉 仙人山の稜線で

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 快調今日は仙人湯温泉を通過して阿曾原温泉まで足を延ばし、翌朝も露天風呂して帰途に付く。
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この至福が総て 折尾谷附近の大滝でコーヒーブレーク
  水平道の紅葉は、青さが目立ちまだ早いようだ。15日の立山初冠雪を報じている。
  黒部の紅葉は早まるのだろうか。
  仙人池、池の平、仙人湯の各小屋は、11日の小屋閉めを準備中であったが、
  阿曾原小屋は、下の廊下からのお客に便宜を図り、月末まで開くと言う。


                                               以上.