富山ハイキングクラブ(自主企画)

黒 岩 山
<黒岩平、早くも雲上の楽園、桃源郷!>

2002年6月15日(土) 梅雨の最中。

参加者
L小川、SL波間、柴田(健)、久保田、粟田、大谷都、寺島、川口、及び岩田
記録(岩田),短観(小川),撮影(波間)




 今年の夏は本当に早い。早春と初夏が同時に来た。例年なら,7月中旬の状況だろうか
黒岩平の池塘も咲きはじめている。


 黒岩山(1623,5米)を1‐2分降りると、分岐(中股新道と栂海新道が交わる三叉路)だが
その分岐から黒岩平に向け数歩踏み込むと、シラネアオイの大群落があちこちで迎える。
幾つか大小の池塘は水に映し、それは、それは、可憐なミズバショウの白い花が鮮やか、
その庭園と山道の縁取りは、ハクサンコザクラ、タテヤマリンドウ、イワイチョウ、リュウキンカ
チングルマ、イワカガミ類、ミツバオーレンの彩々が咲き始めて競う。ニッコウキスゲが蕾で待機
している。

黒岩平湿原、シラネアオイ

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 「身体は(雨と汗で)ビショビショ(註:濡れ、蒸れること)、登りは辛かったアー、でも甲斐がアッタッチャー」
広がる雪原と雲上の楽園に惚忽としている面々である、これ以上もそうはあるまい。
朝日岳〜吹き上げのコルの砂礫では、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ユキワリソウが咲きはじめ
小屋附近では、珍しいウルップソウを見ると巷する(17日現在)。


 朝日岳周辺探索シリーズNO5(次回)は、小滝から黒岩平経由朝日岳、小屋泊まりで、
吹き上げのコルから五輪尾根〜蓮華温泉の、所謂、雲上の楽園・花街道を満喫する予定。



 滑川IC5:45〜小滝発電所中股林道ゲート着、狭いが駐車7:25、ゲートを徒歩で発7:40〜
小滝第2砂防堰堤8:15〜ヨシオ滝、幾重の長大な滝に見とれる8:40〜中股新道登山口
(小滝川が西股沢と東股沢に大きく分岐する地点から東股寄りの橋からの林道、1−2分に
小さな低い標識、見過すと林道は長栂発電所に向かうから要注意)


 9:15〜 中股小屋(10人は泊まれる無人小屋、山道傍に樋のある水場)9:20、鉄階段、
鎖場、トラロープと続く急登、小さな落石が頻発するガレ場、ヤレヤレと思う間もなく、旨い水が
涌き出て粘土層を窺つ段差、石ゴロゴロ、不安定な雪渓が多少残る谷筋をこれまた急登
「少しトップをやって見る?」「ハーイ!分かりました。」谷筋に入る前の緩斜面では、威勢の良かった
女性陣も「早よう、トップ交替シテヨー」と立ち往生、トップ、ラスト、中間に男性を配置、ここは
周囲を確認し、三点支持、腹這いも厭わず、ユックリ、ユックリ。

黒岩平、水芭蕉                                黒岩平,チングルマ通り

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                        黒岩平、チングルマ
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 〜大木ブナ並木道(標高1180米附近)の木陰で雨を避け、
新緑の香りに和らぎながら昼食12:00〜12:30 「小川さんですね」朝日小屋の掲示版や電話で、
管理人の清水かおり、いりやま岳友会の平石武仁の両氏と過日、中股新道の近況を交歓したが
その情報を参考にしたと告げて、2人のテン泊予定青年が通過する。

雨の中の黒岩山頂上 12時 

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 落葉を踏みしめながら進む。ギンリョウソウ(別名、幽霊草)がアチコチに群落、尾根筋では
タムシバ、オオカメノキ、ナナカマド、ツバメオモトの白い花、ピンクのウラジオヨーラク
ムラサキヤシオツツジも今が盛りで迎える。カタクリの蕾はかわいい。マイズルソウ
ゴゼンタチバナ、ヒロハユキザサ。低木が身の丈になり沢音がざわめく標高1550米附近、
雪渓が広く残り、尾根道周辺はイワイチョウ、ニッコウキスゲ、サンカヨー、コバイケソウなど数々の
高山植物が今にも芽吹いて清涼感が漂う。分岐13:57〜黒岩山頂上14:00、三角点の頂上からは、
栂海新道が犬ガ岳に向かい急降下している。残念ながらガスで山稜を眺望できるほどの視界はない。

                 黒岩平、ハクサンコザクラ

             kuroiw226kzku.jpg

 14:20発、分岐から黒岩平に向かう。雪原が一面になったところで引返す。二人の青年の足跡は、
更に南進している。
〜分岐14:45ガスの間に雪渓の残る山稜、谷筋がかすかに見えるが、晴天なら圧巻であろう。
〜ブナ並木(昼食地点、1180米)15:45 毎年、シーズン前に、中股新道を整備すると言う
「いりやま岳友会」に想いを寄せ、ここからの復路、落ちて道を遮る枯れ枝の荒々を端に除けて敬意
を表する。


 16:45中股山(1037米)、尾根道の標識(見過ごし易い)から数歩登ると三角点があった。
眺望は樹木が遮る。ここから小屋への下りは、滑り易く、時間をかける。中股小屋17:50.
涌き水の一杯で活きかえる〜登山口18:00〜19:00ヨシオ滝〜ゲート19:30。
片道2時間弱の林道歩き、45−50分ピッチの休憩ながら,往路7時間、復路5時間の山行き、
皆さんの健闘を称えると共に、改めて情報を賜った清水かおり、平石武仁の両氏に深謝し、
いりやま岳友会の中股新道整備の労に敬意を表します。


以上