富山ハイキングクラブ(自主企画)

  も楽しむ紅葉栂海新道

  −小川温泉から朝日岳、犬ガ岳そして日本海へ−

  2002年10月12日〜14日

  メンバー:L小川、柴田(健)、大谷、粟田

 記録(大谷)
 一日目 10月12日(土)快晴  <7時間45分>
  5:10滑川IC→新川広域圏道路で小川温泉展望閣6:10 6:25発→タクシーで北叉小屋(標高700米)7:15
  →五合目(ブナ平、1300)10:00→恵振山(1791米)12:00昼食して12:25発→夕日ガ原(1950)14:00
  →朝日小屋(2140)15:00


 二日目 10月13日(日)快晴  <8時間50分>
  6:20発→朝日岳(2418)7:00、7:15発→吹き上げのコル(蓮華温泉への分岐)8:00→照葉の池8:05
  →長栂山(2267)8:10 8:20発→アヤメ平8:25→黒岩平(ヘリポート)9:55沢を横切ると湧き水
  →中股山―小滝への分岐10:40→黒岩山(1623.6)10:45 10:55発→平らな草地11:30で昼食して
  12:00発→サワガニ山(1612)12:50、13:00発→北叉の水場との分岐(分岐から5分下ると涌き水)
  13:45 14:00発→犬ガ岳(1593)15:00→栂海山荘(40人収容、水なし、毛布貸与)15:10


 三日目 10月14日 曇り時々晴、時々薄いガス  <9時間25分>
  山荘発6:45→黄連の水場分岐(5分下がると涌き水)8:15 8:25発→菊石山(1209.8)8:40
 →下駒ガ岳9:20→白鳥山(1286.9)10:45 昼食して発11:20→式割りの水12:20→坂田峠13:20
 林道を横切ると地蔵さん→尻高山(677)14:00→赤い鉄梯子を降りると林道分岐14:25→小道分岐14:30
 →日本松峠14:45→入道山15:00→送電鉄塔15:55 点検道を避け右の道を50米下ると標識(日本海へ)
 →天剣(8号線)16:10→タクシー20分で小川温泉展望閣



 短観(小川)
  身内、そして身内と称する面々多数が、朝日の小屋閉めに集い、お祭の賑わいになると云う前触れ、
 案の定、天望閣では、地元のタクシー(黒東及び泊タクシー、JR泊から天望閣まで10分)が捉まらず、
 舟見タクシー(舟見から同20分)を呼んで北叉に走る。ここでも、大きなザックの登山者が屯しており、
 多数が栂海山荘に向かうと言う。                                  
夕日ガ原附近その1

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 二合目附近では、黒部のアンちゃんらが、クリやナラ茸を採って登る。
 昼(夕)餉にコケの舌鼓らしい。
 目を凝らすと、朽ちたブナの大きな倒木に、小指ほどのナメコが連なる。
 これは、小屋への土産にした。
 恵振山までは、やや急登、12―15キロ(40−50リットル)の荷は、
 われら爺婆(平均年齢、62、x才)
 道中には辛い、ピッチを緩めて凌ぐ。幸い、雲一つない快晴、初雪山が
 でっかく登山道右側に終始遠望
 できる稜線の紅葉に和んで歩が進む。涸(枯)山水の夕日ガ原を過ぎると、
 赤い屋根の朝日小屋が現われる。
  




           夕日ガ原附近その2                      朝日小屋を望む
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 朝日小屋からの眺望は素晴らしい。南は、雪倉がデンと構え、白馬三山が続く。意外と小さい白馬、
 大きいのは旭だ。とばりがおりる頃は、日本海の漁火(イカ釣り)を添えた。
  
手前が雪倉、続いて遠くに白馬、鑓、杓子の稜線、右が旭  朝日小屋から

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 夕食は華やぐ。お馴染み、森田(当会所属) 
 管理人のゆかりさんが全員に感謝を込めてビールを贈る。
 めいめいが、互いの健闘を称え、交歓して賑わう。








  第二日も快晴、木道の霜が融けるのを待つ。
 栂海新道を開き栂海山荘の持主でもある白髪(70才近い?)の小野さんらと共に、ほぼラストに出発、
 恒例、朝日小屋総出のバンザイを後にする。
 朝日岳頂上、西ないし南々西には、左から僧ガ岳、駒ガ岳、毛勝三山、そして剣を遠望する。
 北西は、でっかい初雪山、行く手の犬ガ岳は、遥か遠くに小さく台形を為している。
 
右端の台形が犬ガ岳、左は初雪山 吹き上げのコルに向かう稜線から

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                                     白馬を映すと言う照葉の池 左後方が白馬三山と旭、右前方は旭岳
  長栂山辺りで、暫し休むわれわれ、「道草しますと遅れますよ。」と小野さん。年寄風情の我々を気遣ったようだ。
 若者10数名を引き連れる氏は、先生と呼ばれ、鉱物やその起源、山の成立ちの現地説明に余念がない。
 我々と追越したり越されたりになって、安堵した様子。
  アヤメ平も、瞬く間に過ぎる。ヘリポートがある黒岩平南端、涸れる事がなく涌き出る小川の水は、冷たく美味い。
 
振り向くと雪渓が残っている アヤメ平から              中央が黒岩山、右は初雪、左端の台形が犬ガ岳 黒岩平中ほどから
 
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 この辺りから、稜線の紅葉がだんだん冴えてくる。前方の紅葉が足取りを誘う。
 黒岩山到着は、予定より一時間以上早い。黒岩山からの道は、広く刈り上げられている。
 ナナカマドの赤い実が混ざる親父の多数の現物とその芳香(わが女性らには、窒息するほど強烈らしい)と
 共存(白鳥を過ぎて坂田峠辺りまで)して、その道を行く。
  平な草地で、ランチタイム。

 誰かさんの素振りに、心は乙女? 黒岩山を下り、鞍部草地で    中央にサワガニ山
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  高度計は1600米あたりを指し続けるアップダウンの道、常にある右のデッカイ初雪、
  目指す台形(犬)は遥か。長く下って登ると漸くサワガニ山が現われる。
  これを緩やかに下ると鞍部、「へい、皆で行くの?」先着の小野さんらサワガニ山岳会若者の笑み。
  「年寄りは平等ですから」と粟田さん。その分岐から5分、沢道を下って湧水、北叉の水にありついた。
  山荘に水はない。明日も黄蓮の水場までない。8−10リットルを確保する。  
  鞍部からはアップダウンを繰り返す。「助けて―!リーダー」誰かさんの叫び、左右がゴルジュの細尾根は、
  這うように重心を低くして通過する。
    
犬ガ岳頂上                               東西に長い犬ガ岳

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  山荘は、二階が屋根裏部屋、一、ニ階とも各2、ほぼ4つの部屋に仕切って
  ある建屋、40人収容だが、一、ニ階共サワガニ会が半分占拠、一階の半分
  はお客が盛り上がっている。
  我々四人は、6畳ほどの窓のない二階であった。
  記帳を条件として総て無料、「来年は、屋根裏も窓をつけます。」と済まなそう
  な小野さん。小屋の前は、ヘリポートがある広場。



  第三日、薄い霞みがかかっての出発、流石に、第三日は、疲れが出た。
  ユックリペース、白鳥まで1時間、天険まで1時間弱、合計2時間間弱、当初計画より緩めている。
  黄蓮山を過ぎた鞍部は分岐、右側を5分下ると、黄連の水馬、これも湧水、喉を潤す。
  鞍部から間もなく三角点が菊石山。「カメラのボタンを!」と熟年女性二人、我々のも願うと「時間がないんです」、
  連れの男性が撮ってくれ、共々忙しく立ち去った。昨今のツアー登山を垣間見るようだ。


  左にガレ場が見えて急登、2−3アップダウンして白鳥山にあっけなく着く。ドンドン下るとぬかるみ、沢を渡ると、
  小さな赤いタンクのこれも湧水、式割りの水。金時坂は、ロープと木に掴りながら下るが、こんなにも急だったかと疑う。
  林道に出て坂田峠。
                    
坂田峠の石仏

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  林道を横断し緩やかな登りで尻高山、緩やかに下り、赤い梯子を降りると上路―青海の林道、
  これも横断して鉄塔を左に見て通過、間もなく右に山道を分岐するが直進、暫くして分岐(二本松)、
  左の道を避けて北進、緩やかだが長い道程で入道山、これを過ぎて、急坂を降りると鉄塔、左右に道、
  探索を出して右を取ると「日本海へ」と標識、2―3分で8号線に出る。


  吹き上げのコルを起点とする27キロの栂海新道、北叉―朝日岳―コルを含めると40キロを越す筈だ。
  第1日、7時間45分、第2日、8時間50分、第3日9時間25分の休憩と昼食を含めた行動時間になる。
  ワンピッチ45―50分(休憩5―10分)。
  爺婆が良く頑張って克服した感懐で、疲れは吹っ飛び、至福の笑顔がそこにあった。
   
   
朝日小屋の鳥居にて

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                 天険で「やったあ」
                otugami2214.jpg   以上