富山ハイキングクラブ(自主企画)

塩見岳2004 (3,052m)
<麓で民宿ユックリ旅、鳥倉林道1,630mから>

2004年7月17日(土)〜19日(

メンバー
 L小川SL木谷、Ma小林、大崎、土地の5名

記録:土地 
17日(土)くもり 
 事務所12:15→41号で高山・下呂経由中央道中津川IC16:40→松川IC17:15→
 県道松川―大鹿線で大鹿村大河原(村役場至近)、林道で大鹿村民宿「美野鹿 みやが」18:00
18日()くもり時々霧雨 
 「美野鹿」4:30→タクシーで林道ゲート5:10→登山口(豊口山)5:50〜6:00→
 水場8:15〜20→塩川ルートとの分岐8:50〜9:00→三伏峠小屋9:15〜9:40→三伏山(2498m)9:55〜10:00→
 本谷山(2657.8m)11:00〜15→塩見小屋13:20〜55→塩見岳西峰(3046.8m)15:10〜15→
 同東峰(3052m)→小屋16:30
19日()くもり時々晴 
 小屋5:45→本谷山7:20〜35→三伏山8:35〜9:00→峠小屋9:15〜30→水場10:05→
 登山口11:35〜40→ゲート12:20→鹿塩温泉14:00〜15;00→松川ICから帰路→夕食して事務所20:00
撮影&コメント:小川 一部撮影:小林                              



 昨今は、北アルプスと対比して、南アルプスが特集されることが多い
 
(南アルプス縦走物語、04、8月号、北アルプスVS南アルプス03、7月号何れも山渓)
巨峰に抜き出、日本百高山(04、7月号山渓)標高3000米超級21座の内、2位の北岳を筆頭に
9座を南アルプスが占める。
しかし、アプローチの長いのが難点だ。冨山から登山口至近の林道まで300キロを超えることもあり、
その南アルプスの林道は、幾つものダムを越え、環境破壊だと揶揄されるくらいに、渓谷をくねくねと
トラバース、奥深く穿っている。


 欠点は長所でもある。登山者は北アの2割、深い森林、深山の静寂、固有種が多い花、
北アにない魅力がいっぱいだ。
我々は安房越えを避けて、中京地区の交通に詳しい運転担当の機転で、運転が楽な41号線で
高山〜下呂に向かい、中央道中津井IC〜松川IC、県道松川―大鹿線で大鹿村役場を経て、
マネジャーの采配よろしく、鳥倉林道車両通行止め地点まで車30分の


 大鹿村「美野鹿みやが」に民泊する「ゆっくり旅」を試みた。これが図にあたる。5人で2部屋、
宿の主人は山好き、同宿は、松本市で病院を開業する医師の中田さん。
薬屋勤め、山スキーで故障、山がリハビリ?の壮年患者と二人連れだ。

「ホレ、筋を伸ばして!一、二の三」
                 ご一緒した中田さん二人連れ 塩見小屋前で
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 岩魚料理で山談義、忽ち意気投合した。
海の日3連休、塩見岳に最短の鳥倉林道、通行止め附近の駐車場は満車の筈、明朝になれば、
何処に駐車できるか分かったものではない。酔過ごしていない二人連れと主人の3人が我々の車を
含めて2台を駐車できる地点まで、夜遅くにも拘らず、偵察・配車してくれたのである。


 ジャンボタクシー(5500円)を予約して、早朝7人で出かける。狭い道路も縦列駐車の車々、
なんと配車地点は、通行止めから2キロ強も手前であった。
更に40分の林道歩き、登山口からは、時々の霧雨と昨夜来の残滴に備えて途中では雨具を
着装したものの、幸いなことは、ほぼ曇天で、南アルプス特有の苔むした森林浴を楽しみながら
涼しく歩けたことだ。

  森林浴                      冷たあーい! 水場で            マルバタケフキ 本谷山直前

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本谷山にて元気な面々                      本谷山から望む塩見岳
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塩見小屋に到着すると、塩見岳そして、仙丈、北岳の連なりが薄日に映えて雲間から勇姿を、
かつ消えかつ顕にした。

    雲間に塩見岳の連なり                      ウラジロナナカマド&シャクナゲ 塩見小屋前で

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小屋附近から上は森林限界を超えているようだが、岩尾根、岩峰と花が織り成す別世界、
その日の内に往復した。

   連なる岩峰                             頂上までは厳しい岩場の連続

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その2
岩と織り成す花々
 ?                            タカネツメクサ                 イワオウギ
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  イワキキョウ                    シコタンソウ                 タカネシオガマ、イワベンケイ
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                    三角点のある西峰で
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翌朝も早発ち、権衛門山をトラバースするころは霧も上がり、富士山も顔を出す、
途中で膝を気にする向きもあったが、ご一緒の医師・中田さんが即席の無料診療所を開設、
にわか薬剤師が調剤してくれる手際の良さに、時間を忘れて烏帽子岳―荒川岳との分岐も早々に着く。

 峠から烏帽子岳はすぐそこだ。                 三伏小屋附近からの烏帽子岳への稜線

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 峠小屋のある風景                            登山口に元気に帰着
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烏帽子との往復1時間40分を医師が誘うたが、ここは分かれて、彼の新たな患者にならないよう、
我々は麓の塩鹿温泉で治療?専心すること、ここぞとばかり、温泉好きリーダー一決にする。  
温泉附近は海水とほぼ同濃度の冷泉が湧きでており、古き代のミネラル充分な製塩を今に伝えている。
長くて深いが、標高1500mを越す林道は、それは花が豊富、昆虫を採取調査していたナチュラリストに
教わって珍しい蝶の乱舞を楽しむ。


 手際の良いマネジャーは先回り、通行止め辺りで、上手の魅惑、運転担当の配車地点までの
便乗車を見事ハントしている。平素は会社経理を我がものにしている会計担当も素早く巧みだった。
「筋肉痛はあまりないわ、全員でストレッチを要所で繰返した効果かしら?」と反省もあった。
リーダーに専心できたこと、個性を活かしたメンバーの協力と知恵を集めた賜物と感謝する。
登山は体力が2割にすぎないと言う。多くのみなさまも、体力以外の知恵、技術とソリューションで、
能動的にこの山、そして烏帽子も訪れてほしい。                       おわり.