富山ハイキングクラブ (自主企画)
南ア花旅 悪沢岳 (3141m) & 赤石岳 (3120m)
2006年8月3日(木)〜6日(日)
メンバー(4名)
L池内、久保田、田村(紀)、小川
コースタイム(久保田、小川)
第1日 8月3日(木) 曇のち晴れ
富山(大沢野)6:00→41号→清見IC7:45→一宮IC8:45→静岡IC12:00→一般道で畑薙第1ダムP14:45〜15:30→東海フォレストバスで椹島ロッジ16:30
第2日 8月4日(金) 晴れ
ロッジ6:25→登山口(滝見橋)6:40→清水平(直前に)水場)10:15→蕨段11:20→見晴岩(展望台及びトイレ11:30→昼食11:40〜12:10→駒鳥池13:10→
千枚小屋14:10 ワンピッチ35分歩行5〜10分休み
第3日 8月5日(土) 晴のち曇
千枚小屋5:00→二軒小屋分岐5:35→千枚岳(2880m)6:00→丸山(3032m)7:00→悪沢岳(東岳3141m)7:35〜50→荒川中岳(3083m)9:00〜20→
荒川小屋10:30〜50→トラバースを終え小白石に向気が変わる大聖寺平で昼食11:55〜12:20→小赤石岳(3061m)13:05→分岐13:25→赤石岳13:50〜55
→分岐14:05→富士見平15:35〜45→赤石小屋16:15 ワンピッチ40〜45分歩行5〜10分休み
第4日 8月6日(日) 晴れ
赤石小屋5;50→椹島ロッジ9:00
撮影&コメント(小川)
第1日
昨夏の光―茶臼―大河内―聖縦走に続いて、今夏も南ア南部の花旅を楽しむ。
長い梅雨で体調の維持に悩んだが、メンバー3名は、称名〜大日岳コースで、体調を事前に確かめている。アプローチ、
静岡ICまでは順調に進んだが、そこからのアプローチは、林道に近いクネクネの一般道、想像以上に長く感ずる。
畑薙第1発電所まで一般車は入いれるが駐車場はその2キロ手前である。発電所までドライブを楽しみ、引き返してバスを待つ。
畑薙第1発電所からは、東海フォレスト専用の林道だが、維持費に耐えかねて管理は、静岡県に移管している。ダムは川幅一杯
に土砂が堆積しており、ダム末路の感。7月17日辺りの豪雨では、土石流が両岸まで溢れ、この世ではなかったと太鼓腹の熟年
運転手が、その恐怖を語る。3日間もロッジにとじ込められ、山を断念して帰路を急いだ九州のお嬢さんもあったとか。
ロッジは6畳一部屋を4名で占有。
第2日
滝見橋の袂が登山口、その滝口をトラバースして、吊橋を渡って蕨段コースに入る。栂の森林浴は、キノコも生えて快適
な筈だが、今日は無風、天然サウナーと心得て凌ぎ、清水平の冷たい湧き水で一息つく。
登山口 タマゴダケ(食菌の王様) 緑陰で

オコジョ、見晴岩付近 富士よりもオッパイ山(笊ヶ岳) 千枚小屋で

見晴岩では、赤石、悪沢岳が姿を現し、駒鳥池近くから花畑が始まる。マルハタケブキ、グンナイフウロ、ヤマオダマキ、
千枚小屋付近は、クルマユリ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンポウゲ、ホソバトリカブトがダテカンバの白さを
引き立てている。小屋東方、夕暮れには、雲上に大きな富士が浮かんでいた。
第3日
今日は、旅のクライマックス、南アルプス第3位の高峰、悪沢岳、赤石山脈の盟主、赤石岳はじめ3千米超級の数々を次々
にアップダウンする花旅だ。
北アルプスでは、2400辺りからウラジロついでタカネナナカマドが現れるが、この南アルプスでは、2700辺りでウラジロ
ナナカマドが現れ、千枚岳(2880m)を目前して森林限界を超え、砂礫の花が咲き誇る。千枚岳を過ぎると、岩礫の花が
圧倒する。南アルプスに多いタカネピラジンやミヤマツメクサが素晴らしい。
森林限界を超えた!もうすぐ千枚岳 圧倒!岩礫の花 左遠方に悪沢岳、右に行けば千枚岳

シロバナタカネピラジン タカネピラジン チシマキキョウ、丸山近くで

岩場をくぐり抜けると悪沢岳。この岩場も花満開だ。行く先の赤石、聖の大パノラマが走馬灯のように展開する。
悪沢岳の岩場 wanted ミヤマツメクサ

悪 沢 岳 で

悪沢岳を南下、コル南の斜面、前岳南東斜面、そして大聖寺平のトラバース道等々、花畑は尽きない。
ミヤマミミナグサ 中岳への急登、非難小屋が見える。 前岳南東斜面の花畑

花畑の連続に和むメンバー 花また花 (ミヤマ)クロユリ

大聖寺平に向けトラバース 大聖寺平から赤石方面を望む

大聖寺平を過ぎる頃から東ないし東南の風に乗って、東から霧(薄雲)が張り出す。小赤石北側のつづら折の急登にあえぐが、
そよ風は涼風だ。北アルプスでは、東の風は、時として、天候の急変をもたらす。南アルプスではどうであろうか。分岐で荷物を
降ろし、急ぎ赤石をピストンする。
赤石岳 赤石小屋から 赤石岳で

ひとつふたつポツリと来たが、小康を保つ。奥の聖では降雨にあったと、聖からの下山者が話す。薄い霧、花畑を、北沢源頭部、
谷間の水周りに垣間見て小尾根を下る。富士見平からは、雲間に赤石が大きくよぎるが、富士は姿をあらわさなかった。
シラビソの樹林を気持ち良く下って赤石小屋に出る。
第4日は、
朝の光を浴びて、大倉尾根を一気に下る。鉄の吊橋を渡って林道に出た。ロッジの湯上り、タカネナデシコが広がるレストランの庭で、山々を借景にして、潤す生ビールは格別であった。
以上